No man is an island

I worked in Bhutan as JICA volunteer during 2017-2019. I am a graduate student in US.

No man is an island

18. いざ任地へ

一カ月の研修も無事終わりました。

そして朝7時頃、いよいよ旅立ちの時を迎えることに。

私は運よく全員から見送らることに・・・。朝早くから皆ありがとう。

ドライバーのテンジンさんと12時間の長旅へ。

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地図で表すとこんな感じです。星がスタート地点で赤い線が軌跡です。

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距離は約280kmほど。日本なら札幌から函館くらいの距離です。高速バスでだいたい5時間で着く距離なのに、ここブータンでは道路が整備されていないためそうはいきません。結局着いたのは夜8時くらいでした。およそ13時間の長旅には幾多の苦難が待ち受けていました。

体が長時間常に上下に揺れ続け(ブータンの車にはシートベルトはついてないことが多い)、非常に疲れました。また、車同士が出合頭に衝突しそうになったこともしばしばあり、本当に一瞬の油断もできない感じでした。

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道中で見た景色はとても素敵でした。

こちらは標高3200mほどにある観光名所ともなっているドチュラ(ラは峠)。108基の仏塔が建っているとか・・・上から写真をとれば良かったと後悔。ここは空気がひんやりしていて、とても寒かったです。運が良ければヒマラヤ山脈を見ることができるそうです。今回はガスってて見ることができませんでした。残念。

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続いては、トンサゾン(写真中央の屋根の赤い建物)。

移動の終盤くらいにみました。

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日本の企業が建てた橋も結構見かけました。

日本のブータンにおける貢献度合いは大きいなと感じました。それとともに日本人であることに少し誇りを感じました。

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あと、ドライバーのテンジンさんについて少しだけ・・・

ドライバーのテンジンさんは私の昼飯をおごってくれたのですが、任地(ブムタン)に着いた瞬間に携帯を壊し、テンションが一気にガタ落ち。夜飯は僕がおごる流れに。ここまでは別によかったのですが、なぜか僕の部屋(任地の敷地内にあるゲストハウス)の隣に勝手に泊まり、しまいには携帯のアラームがないから朝4時半に起こせと言われ、おいっ!て思ったが仕方がなく4時半に起きドライバーを起こし一見落着・・・。と思ったのだが、あとで一泊代の料金をしっかり管理人から請求されました。おいっ!!

その日の晩に彼から電話がきた。今日自宅に戻ったよ、今度遊びにおいでね!と昨晩とは真逆のテンションで言われたので、何も言えなくなり・・・まー良しとすることに。

ブータン人はどこか憎めない。

 

任地はUWICE(ウゲンウォンチュク環境保護研究所)で敷地が広く、とても気に入ってます。

しかし、夏は熊やトラが敷地内にでてくるから気を付けろと言われました。研究所から町まで4km離れており、研究所は深い森の中にあります。町まで買い物に行くのに色々な意味で少し気合いをいれなければなりません。熊もトラももちらん怖いが、ブータンには熊以外にも野良犬がたくさんいます。見た目は可愛いんだけど、狂犬病があるのでうかつに近づけません。

 

こちらがわたしの赴任先の研究所。

初代国王の別荘として建てられたみたいで装飾なども美しく、研究所という感じがしません。中央の建物には仏像が置いてあります。この建物はしっかり時計回りして通らないといけません。ブータンでは時計周りが基本です。

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そしてオフィス(左奥が自分の机)。今は、論文を読んだりGISソフトウェアの基本的な使い方を復習したりしています。なんだか大学生に戻った感じがします。来週からアメリカの学生数十名が3カ月ほどこの施設に来るみたいです。楽しみです。

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しかし、ブータン人の英語力には日々圧倒されています。我々と顔は似ているのにな・・・。

ブータン人は日本のことが本当に好きみたいで、日本語を独学で勉強している人が結構いたりします。僕もそれを見習ってゾンカ語を習得しよう。2年もあるんだし。

 

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