No man is an island

I worked in Bhutan as JICA volunteer during 2017-2019. I am a graduate student in US.

No man is an island

20. 盛りだくさん

この数週間の間に色々な出来事がありました。その中の一部を紹介します。

まずは、私の初仕事の話です。

 

1日として、自分の予想通りに事が運んだことがないんじゃないかと思います。

カウンターパートは、首都に行ってからもう3週間くらい帰ってこない(1週間で帰ってくるからと言ってたのにな・・)。

そのしわ寄せがとうとう自分に襲いかかってきました。

 

今、私の赴任先にはSFSという団体が来ています。

SFSは海外の学生向けに、海外各地でフィールドワークを体験できるようなプログラムを提供しており、それに参加しているアメリカの学生が15名ほど3か月滞在することになっています。春、夏、秋と3シーズンこちらに滞在するので結構な頻度で彼らとコミュニケーションを取れることはとても嬉しいことです。

 

SFSのコーディネート役であるブータン人のプルナさんが、急に明日GISを彼らに向けて教えてくれないかと私に依頼してきました。本来ならこれは私のカウンターパートの仕事なのだが。しかも9時から5時まで自由に使って良いからと笑顔で言われても・・・ネタが不足しそう。

 

そして一瞬躊躇ってしまいました。

なぜなら、QGISというフリーソフトがパソコンにインストールされていなかったからです。

ArcGISソフト(有償かつかなり高価)は備わっているのですが、僕としてはQGISをこれから普及して行きたいという気持ちが強かったので・・・

彼の顔を見たらYES以外の返事は期待していないと見たので二つ返事で承諾しました。

 

しかし、QGISのダウンロードから準備していかなければなりません。

こちらのインターネット回線事情と急に来る停電などで、300MBほどのソフトウェアでさえダウンロードするのは困難を極めます。

それも一日で15台はきついので、私は頭の中で

「間に合うのかなー、本当にまずいな、どうしょう、そもそもできるのか?」

と考えながら・・・

夜な夜な作業を行い、気づいたら朝陽が部屋の中に差してきました。

まさかこんな事態になるとは思いもよらなかったです。

 

結局ダウンロードできたのは6台。

3人で一台使うという方針に変更。

肝心の授業は協力隊の訓練時に用意していたスライドに少し手を加えて使うことに。

なんとかその場を切り抜けることができました。

あの時苦労して作った甲斐があったなとこれほど思ったことはありませんでした。

久しぶりに冷や汗をかき、その日はダウン。

ブータン人に対してGISの技術普及をしに来たのに・・・

こういう予測不能な事態に常に備える必要があるなと考えを改める良い機会になりました。私の拙い英語が彼らに届いたかどうかはさておき、彼らとの距離が少し縮まったので結果オーライです。

 

そして、次の日プルナさんが彼らのためにQGISのマニュアルと課題を明日までに作ってくれないかと要求してきたので・・・時間を少し頂きました。

この無茶ぶりは今後脅威です。

でも仕事があるというのはとても幸せなことだなと感じました。

 

先日は、我々のオフィスとSFSでサッカーの試合をしました。我々の圧勝に試合は終わりました。やはりブータンではサッカーは人気のあるスポーツなので皆基本ができています。その一方で、アメリカの人達はサッカーはあまり得意ではなさそう。

たぶんバスケだと結果は逆になるだろうな。

ブータン人の得意げな顔が少し気に入らないので、次はSFSチームに入りひと泡吹かせようと彼らと企んでいます。次の試合が楽しみです。

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ブータンでは季節外れ?の雪が降りました。

私のホームタウンである北海道のよう。

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